雨水が溜った瓶にいた中型個体

(2015年4月中旬・豊川市金沢地区)

ガマガエルとも呼ばれる大きくて鈍重なカエルで、昔は風通しの良かった民家の縁の下にも住んでいた。多くのカエルは皮膚等に微毒を持つと言われるが本種の耳線から出る乳白色の液体は猛毒で犬や猫がうっかり咥えたりしたら死にいたることもあるという

林床にいた2センチほどの個体

(2014年7月中旬・豊川市手取山)

巨体となるヒキガエルだが、成体になった直後は他の小型カエルに比べても小さく何年も何十年もかけて少しずつ大きくなって行く。

 

↑(2016年3月下旬・豊川市金沢地区)

同じ大型カエルのウシガエルはおたまじゃくしも他種よりもとても大きくなるが、ヒキガエルのおたまじゃくしはとても小さい。密集して生活している場合が多く真っ黒な塊に見えたりする。

↑婚姻色の赤味がかなり強い個体。(2015年4月中旬・豊川市金沢地区)

本州のヒキガエルは鈴鹿山脈以西のニホンヒキガエルと東海以北のアズマヒキガエルに分かれ人為的分布をされない限りは分布は重ならないと言われる。

分布上からも、種の相違点からでもこの個体はアズマヒキガエルで良いようだ